Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

テレビで人生を学ぶ!?

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大人の男の物語る背中を研究中??

 

子供が幼かった頃、ほぼ毎週通った「TSUTAYA」が終活を始めている

 

アスペ1号と2号は齢が離れているため、ブーム到来に時差がある

そのため「名探偵コナン」をどれだけ観せられたことか

だから、真実はいつも・・・とっくに分かってるもんねぇ~

ということになる

 

で、テレビを見せておくことで育児をサボったわけじゃない

他人の気持ちを推測できないアスペが、

他人を理解するための心情のサンプルとして使いました

 

コナンのお話の中でさ・・・と

お友達とのトラブルの原因を理解させるために

不合理な心情の移り変わりや行動を説明するのに役に立ちました

 

欠点は、名探偵コナンの場合、案外つまらないことで殺人事件が起こってしまうこと

仕方ないので、フランスやイギリスの映画も見せました

ハリウッド映画はコナンに近いのでパスですね

更に、ハリウッド映画は火薬を使いすぎで音が大きく、聴覚過敏には刺激が強すぎます

今時はSFXとかいう技術を使うから、火薬は使わないらしいけど・・・

見る側にとっては同じこと

そんなわけで、映画館もあまり好きではありません

音量調節できませんからね

 

さて、TSUTAYAがDVDの貸出しを終了させてしまうと映画が観られなくなる

 

それは困る~!!!

 

ということで、ネットで映画が観られるサービスを利用しようと考えました

で、家電量販店へ行って驚いた

 

デカい!

 

そんな大きなテレビを置くスペースが

ウサギ小屋と揶揄される日本の住宅にあるのか?

思わず店員さんに尋ねたら

 

「40型テレビなら1メートル20センチ離れればOKですよ」

 

素数が上がることで以前より目の疲れが軽減されている

その昔、テレビに顔をくっつけ

赤、青、黄色、黒の粒々を見て面白がった世代にしか

分からない理屈だなぁと思ったら・・・

 

「今風に言い換えれば、写真を眺めて目が疲れることってないでしょ、それと同じ」

 

と、補足説明してくれました

もしや、私、若く見えたかしら??? 

フフフッ

 

 

 

実は、我が家は全員「遠視」

20型テレビを3メートル以上離れたところから鑑賞

それが余裕で出来る

が、私は老眼、アスペ2号は乱視が酷くなり

字幕が読めなくなってきた

 

映画の字幕は独特な字体だから読みやすいが

NHKニュースなどの字幕は小さく白一色なため

ほとんど背景に溶け込んでいることもある

耳も悪くなってきて、ノイズの多い環境では言葉が聞き取れない

 

結論として、テレビを大きくしようということになった

 

店員おすすめの40型テレビの横幅は90㎝

新聞紙をテレビの大きさにして壁に貼り付けてみた

 

デカい!

 

部屋とのバランスから言えば、これが妥当な大きさだと全員一致の意見だが

我が家においては、どう考えても無用の長物な気がする

しかも、壁面収納で本の収蔵量を増やそうという計画上、テレビは小さいに限る

 

トカナントカ、アレコレ、ブツブツ・・・相談しているのはヒト

一番テレビに近いところに陣取る相棒の意見は反映されていない

が、訊ねたところで「ハァ~ウ」としか言わない

 

仕方なく相棒の行動を観察してみた

相棒のお気に入り番組は岩合光明「世界猫歩き」

最近はちょっと大人になり、好みが変化しているような気がする

先日ガン見していたのは火野正平「にっぽん心旅」

以前の記事(君は裸婦)で「裸のマハ」とか言われたのを気にして

男の背中を研究中か?

 

あまりテレビに興味はない様子だけれど、動物が出てくるとさすがに目が行く

で、その時、幅90センチの猫、あるいは、幅90㎝のワニが

ドアップで映ったら

 

危うきには近寄らず

逃げるが勝ち

触らぬ神にたたりなし

 

これが座右の銘の相棒はどうなるか?

 

という議論となり、40インチテレビは却下された

が、小さなテレビは今時、あまり生産されていないというのが現実

20型なんて存在しないし、32型でも機能が限定されてしまう

 

なんということ!!

 

というわけで、近いうちに家電量販店へ家族で押しかけ

今後の計画を練り直すことにしました

 

私の希望は、テレビに話しかける機能がついているスマートテレビ

「〇〇のドラマ」

と、イケメン俳優の名前を叫べば、どこからか探し出してくれるという

これは使わないと勿体無い

子供達に呆れられているけれど、新しい技術に興味が持てなくなったらお仕舞よ

ぼけ老人の介護に追われたくなければ

オバサンの興味には好意的に対応しなさい!

と、勝手な理論をぶち立てて反論・・・我ながら大人気ない

 

 

話は変わって

私が子供も頃はインターネットなんてなかったから、テレビが世界への窓だった

だからWindowsの背景は窓の外に青空と雲だった

この意味が分かるのはこの世代までかな?

 

兼高かおる世界の旅」「野生の王国」をかぶりつくように見入っていたあの頃

赤い毛糸帽がトレードマークのクストー船長

日本人とは思えない美しさの兼高かおる

どちらも、困難をもろともせずに突き進み、私たちに「世界」を見せてくれた

 

感謝しかない

 

情報が限定されているからこそ、足りない情報をを補うために想像の翼は広がる

 

サンダーバード」で憧れた技術は現実のものとなりつつある

ペネロープが「おじさま・・・」と話しかけたテレビ電話は既に日常となった

現実になってみると、テレビ電話はすべてが見えてしまうから「鬱陶しい」んだけどね

 

とはいえ、夢を見ることが許されていた時代だったと思う

 

 

カラーテレビが我が家に来た日のことは、今でも鮮明に覚えている

「サスケ」という忍者もののアニメを観ていた

さっきまで黒いしぶきだったものが

赤黒いしぶきに代わり、度肝を抜かれた

「血、血だったんだ・・・・」と

 

情報はちょっと足りないくらいが丁度いいいかも

だって、4Kテレビで事故現場や火災現場の映像は見たくないし

特定屋さんと呼ばれる人たちの思うつぼにも成り兼ねない

 

これからを生きる人達は、私達とはまるで違う意味で難しい時代だなと

なぜか申し訳なく思う今日この頃です

高度経済成長期に生まれ、バブルに踊った(ジュリアナとか行ってないけど)

イケイケ世代・・・だからかなぁ?

 

人生の残り少ない時間の中で

私達世代は何をやらなければいけないのだろう?

何をやり残しているのだろう?

何を忘れてしまったのだろう?

 

そんなことをツラツラと・・・考えているつもりが、いつの間にやら熟睡

 

これが私なんだなぁ、すみません <(_ _)>