Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

時代を超えて

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ピンボケですが・・・💦

娘の初節句に私が買ったお雛様は山口県の大内人形でした

 

テレビで紹介されているのを見て「うちの子にそっくり!」

 

そう思った翌日には、山口県のアンテナショップへはせ参じておりました

作者によってお顔が少しずつ違うので、どれが一番娘に似ているかと

アレコレ見て回り、そして選んだのがこちらでした

 

今、冷静に見直してみると、それほど似てないかも???

 

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 口癖は「うちの子天才!」と自ら言い張る親バカ振りはこのころからだったようです

 

 

昨日の真多呂のお人形の話にはまだ続きがありました

 

愛子様に作ったお雛様と同じものが展示されていて

そのお雛様のお着物の柄に注目してほしいとお願いされました

 

そして、良~く眺めて気が付きました

お着物の柄は織物の柄ではなく、木目込みで作り上げたものだったのです

老夫婦と花、恐らくお印のお花なのでしょう

それらが、一つひとつ色の違う布で木目込まれている・・・超絶技巧!

 

「末長いお幸せを祈る柄なんだよ」

 

そう話すお顔が、ほころんじゃって、まるでご自分の孫の話をするかの様で・・・

もう引退なさったようですけれど、忘れられない人の一人です

 

世代交代によってお店の雰囲気はずいぶんと変わりました

それも、生き残るための致し方ない選択なのでしょう

 

冠に家紋が入ったり、まつげが生えたり・・・

 

お人形業界もあの手この手で生き残りを懸けている中

真多呂は江戸時代からほとんど変わらぬ姿を留めています

留めたままで生き残る・・・とんでもなく重い責任を引き継いだ

後継者の苦悩が、お店の中に充満していたように感じました

 

親の仕事を継ぐことの難しさは私も知っています

でも、何にも縛られない自由も、実は辛いことだと知っています

2段飛び越し、突然後継者になったからこそ分かります

 

真多呂さんファイト!

 

勝手に応援させていただきます

 

今週のお題「雛祭り」