Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

すれ違い

他者を理解することなんて不可能だ

ごく一般的な人々は、自分が他者を理解できていると誤解しているに過ぎない!

 

これが、アスペの我が子の言い分

どうやら、自分が理解できていないのではなく

周囲の人たちは分かった気になっているだけだと自身の正当性を主張の模様

 

だけど、論点は「理解できるか否か」ではなくて

100%理解しているか、50%か、それとも30%なのかという問題でもなく

少しでも理解しようとしてくれる人が「居るか否か」だと思う

更に言えば、理解しようとしている人が世間に何パーセントいるかでは?

そう問いかけてみたら・・・

 

黙って席を立って消えた

 

アスペルガーの我が子は知的には私なんかよりずっと高くて勉強はできる

だから問題はないと学校からは言われるが

生活の中の一つひとつをこうやって教えていかなければならない

しかも、これで理解が深まったわけではなく

部屋に戻って反論するネタを探している可能性さえある

 

アスペは自分の側からしか物事が見えないから

自分を理解しようと懸命になっている誰かが存在することに気づけない

それを理解することは難しいだろうから、事実として記憶しておくしかない

「無用なお気遣いありがとうございます」

そんな嫌味を言われながら思いやるって難しい

 

面倒だけど、同じことを何度でも議論しなければならない

長ければ数時間に及ぶデスマッチ

 

20年戦っても、まだ、果てしない旅の途上