Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

平和主義

今週のお題「煮るなり焼くなり好きにして」

 

シベリアンハスキーにまつわる誤解は多々ある

 

気が荒くて手に負えないだろ?

と、かなり頻繁にいわれるが、その噂の真相

バブル期のバカ飼い主の手から逃れたかっただけ

彼らはとてつもなく平和主義

 

確かに怖い顔

ただし、これは人為的に作られた顔で

彼らのメンタルとは無関係

 

ラブラドールより小さいのに「大きな犬」といわれる

大きな肺が格納されているのか、彼らの胸はデカく、結果胴長になる

マッチョな漫画があるけど、確かにあんなイメージ

 

シッポも長い

なのに、うちの相棒は道に直角に座る癖がある

ベターっと道を塞いで、路肩の草をハミハミするのが至極の時間

だから、シッポだけ車道に出ていることがしばしばある

車に轢かれる危険性について、相棒はどう考えているのか?

 

いつまでも子供っぽさが抜けず、はしゃいでばかりで落ち着きに乏しい

返せば、齢をとっても箸が転がれば喜ぶタイプ

決して仙人のような犬にはなれない

 

食費がかかるでしょ、月10万円くらいですか?

と、訊ねられたことがある

生松坂牛でも与えればそのくらいかかるかもしれないが

彼らはそれほど大食漢ではない

 

怖い顔だし、体も大きく見えるし、北方犬だけど、番犬には向かない

 日本のごく一般的な狭い家なのに、居間に一人残され眠るのは寂しい

リザードにも耐え得る毛皮のコートを着ているけど、お外に一人は寂しいので

ちょっとくらい暑くても、お部屋で人と暮らしてる

それに気づいた飼い主は、事情が許せば多頭飼いをする

我が家は無理!

 

庭に野良ネコが来てウンチをしても、子猫をの世話をしていても

静かに見守る

時々シッポがふわーっと持ち上がるのがネコの来たサイン

カラスが恋の季節になると低空飛行で庭をかすめ飛ぶ

目視確認不能な、黒く大きな影に緊張して固まる

微動だしないのに、目だけキョロキョロしているのは案外かわいい

カラスがフェンスで羽を休めると、やはりシッポがふわーっと持ち上がる

 

こんな様子だから、泥棒が来てもシッポを振る可能性は大なので、番犬には向かない

 

ハスキーは頭が悪い振りをする

わかっているのに、ぼーっとした表情を見せ難を逃れる

粘って妥協を引き出す目論見だけではない

それは僕の仕事ではない

とか

報酬二倍なら考えてもいい

とか

その選択は危険ですよ

という場合もある

危険察知能力は半端なく高い

なのに

その伝え方が「ぼーっ」ていうのは、なぜなんだろう?

 

境界意識も高く、敷居をまたぐのを嫌がる

一人きりの留守番が怖かった日

玄関と廊下の境目にウンチをして部屋の奥に隠れていた

ショックを受けつつ、結界のつもりなのかと笑った

 

所有の概念もあるので、自分のもの以外にいたずらはしない

「それはお母さんのでしょ!」

その一言でいたずらを止める

 

多くの人の持つイメージとは違って静かに平和に暮らしているハスキー

煮るなり焼くなり好きにしていいよ!

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お得意の仰向けのポーズ(ホントはお股を冷却中)