Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

大晦日にやることか?

聞きようによっては不幸な感じの話だけれど、そういう意図はない

私の父は一人っ子

私の母の兄弟は独身

私の兄弟は早くに亡くなった

そんな事情から

私には親戚がほぼ居ないので、大晦日といっても特に何もすることがない

それは年が明けても同じこと

 

親戚がまだ存命のころは大集合する家に暮らしていたので大変だった

その名残か、じっとしてはいられず

元旦から窓ガラスを磨いたことすらある

それはさすがに迷惑かなと思い直し

正月休みもごく普通に暮らすことにした

 

困ることはと言えば、生協の品揃えがクリスマス辺りからゴージャスになること

そんなにカロリーの高い食事ばかり食べ続けられない

 

というわけで、普段はなかなか時間が取れない犬との交流に時間を割く

我が家のセラピードッグのハスキー君は案外芸達者

かの有名な世界一幸せ顔のハスキー文太君をお手本にトレーニングをしてきたところ

いつの間にか追いついている感がある

 

その昔ブームになった刑事ドラマ ”太陽にほえろ” から

「ハスキー刑事殉職のシーン」

という芸を思いついた

なんせ犬だから「ほえろ!」という題名がはまる?

 

「シーン35、ハスキー刑事殉職のシーンスタート!」

の掛け声とともに、指で鉄砲を作り「バン!」

ハスキー刑事は悲鳴をあげながら床に横倒しになる

冥福を祈りながら顔に布をかける

「はいカット!」

の合図とともに起き上がり、ハイタッチ!

というドラマ仕立ての芸

 

しかし、この先の計画である老人介護施設でのお披露目芸として

これは適切なのか否か悩んでいる

 

その気持ちを犬に悟られたのか

「バン!」といったのに、じっと見つめ返されてしまった

仕方なくもう一度「バン!」

 

それを見ていたアスペ1号が、すかさずこう言い放った

「そんな近距離で発射したのに外してらぁ」

そういう解釈もあるのかと驚きつつ、悔しまぎれに私が言い返した一言は

ロシアンルーレット方式なの!」

「なんだそれ??????」

 

そんなやり取りを聞きながら、ハスキー君はじっと横たわっている

「ねぇ、いつまで死んだふりしてればいいの?」

そんな声が聞こえたような気がした

 

鼻血が出そうなくらい腹を立てたり

胃が痛むほど怖かったり

大量に毛が抜けるほど悩んだり

色々あった一年だったけど、終わってみれば平和な大晦日

感謝感謝!

 

皆様もどうぞよいお年をお迎えください

 

                       by Kartin Lab 職員一同