Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

古墳とは?

相棒と散歩をしていたら、近くを通りかかった親子の会話が聞こえた

 

セミ、鳴いてない・・・」

「ホントだ、一匹も鳴いてない!」

 

夏が終りに近づくと、以前紹介した謎の古墳のクオリティーが一段と上がる

その写真を撮りたかったのだけれど、セミはいないし、古墳が一つもナイ💦

 

実は先週から凄腕の公園管理職員が動員されました

理由はわかりませんが、清掃作業を工事現場のように写真に残しています

写真に残すためだけに派遣された職員なのかはわかりませんが

とにかく、その箒の使い方がプロなのです

 

その人は天才バカボンに登場する「レレレのオジサン」くらい箒を見事に操る

 

近頃、箒の使い方が分からないという人、結構多いんです

ゴミの掃き集め方が分からないんです

それが現実なのに

その若い職員さんは、見事な手さばきでアッという間に公園を掃き清めてしまいます

 

その際に、古墳も一緒に掃き清められてしまうので、お楽しみが一つ減りました

まぁ、ゴミ一つない公園は気持ちが良いものですから、文句など言いません

ありがとうございます <(_ _)>

 

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アレ、一つゴミが落ちてる・・・(;^_^A

夏が終わるという寂しさ(これだけ暑いのに、なぜ寂しくなるのか不明)

気持ちはよいけれど、お楽しみが一つ減った微妙な気持ち

古墳とは一体どのような思いで作られたのかというロマン

 

そんなことをツラツラと考えていて、フッと思い浮かんだ!

 

人は自分が生きた証をどこかに遺して逝きたい生き物なのだとしたら

それをどこにも遺せないとなった時、どんな気持ちになるのだろうと

 

私の叔母はマンションの売却の話になると、急にワープし亡くなった叔父が蘇ります

「あの子に譲りたいの!」

と・・・

 

「維持費が掛るから貰えないって言ってるよ

             売って現金にしてから貰いたいらしいよ」

 

死んだといっても、その現実を受け入れようとしない以上こう説明するしかない

 

面倒くさいなぁ~

 

だけど、なぜマンション売却をそこまで嫌がるのかに、古墳から思い至ったのです

(それが真実か否かは古代のロマン同様、謎のままですが・・・)

それが、彼女の生きた証だからです

お金には色がないのです

お金になってしまったら、それは誰のお金でも同じ

誰から貰ったお金であるかも、いずれは忘れ去られてしまう

きっとそれが嫌なのです

 

公園がゴミだらけなら苦情を口にする人は多いけど

キレイに掃除されていたら、誰も何も言わない

何処の誰が掃き清めてくれたかに、思いは至らない

 

存在証明は出来ても、不存在の証明は出来ないように・・・

 

そのマンションが存在する限り、そこを誰もが「叔母のマンション」と呼ぶでしょう

叔母の顔すら知らなくても

 

結局のところ

私は、子孫を残さなかったことに起因する現実の厳しさを叔母に突きつけているだけ

 

遺す相手がいないという現実

独りぼっちという現実

節約して生きることに意味が無かったという現実

 

「叔母が何か悪いことでもしましたか?」

 

そう神様に尋ねたいくらい理不尽なことだと思います

 

さらに、意思確認ができるうちに売却しなければならない

意思があるから売却したくないのに・・・

私はまるで悪魔の手先か?って気分です

 

 

亡くなってから売却すれば?

という意見も多々ありますが、年間約80万円の維持費は高すぎますし

時間が経過するほどに、買い手は見つからなくなります

清水の舞台から飛び降りるほどの買い物だったはずなのに

今ではお荷物扱いなんて

悔しいだろうなぁと・・・

 

昨日、マンションのあるお隣の駅に用事があり行きました

で、正直なところ、私ならこちらに住みたいと思いました

これはビジネスチャンスでは?

そう思うくらいに様々な事情が変わりはじめ、未来へ向けて動きだした街

そして、その波から置いてきぼりにされる街

その対比に胸が痛みますが、それでも粛々と処理作業は進めなければなりません

 

嫌な気分です、ホントに・・・

 

愚痴ってすみません