一人の人間
ボケてしまった叔母に代わり、金銭の管理をすることになった
この状況、悪魔が耳元で囁いたらどうしましょう?
口では信じていると言われているけど、やはり行動がマッチしていない
不安なんだろうなぁと思う
自分ではどうすることもできないから仕方なく手放す
そこには2つの感情があるのかもしれない
一つは、自分のお金が盗られてしまうかもという不安
もう一つは、自分のことを自分で管理できなくなってしまったことへの寂しさ
パーキンソンで記憶がプツリと途切れたりするのに
それでも、最後まできちんと金銭の管理は出来ていた
その証拠に、なんと!給付金10万円はしっかり請求していたんですねぇ
さすが、役所の手続きには抜かりが無い!
これぞ役人の鏡
40年役所に勤めた記憶は伊達じゃない
新しいことは何一つ覚えていられないけど
そこまでに至る人生の記憶は消えて無くなったりしない
だから、今は何もできないお婆ちゃんだけど
赤ちゃん扱いはしてほしくない
最後まで一人の女性として扱ってもらえることを切に願う