Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

不謹慎の極み

今週のお題「お父さん」

 

父の日とは関係ないかもしれないけれど

お父さんがとんでもないシーンで飛び出してきたので書きたくなりました

 

ご無沙汰しております

ブログとは、本当ならば毎日更新するものなのでしょうけれど、私にはやはり無理

皆さんのブログを読むことも、自身のブログを更新することもできないで

私は何をしていたのか・・・

 

 

実は残り少ない親戚が亡くなりました

独身を貫いた叔父の身よりは年老いた、こちらも独身の姉一人

この叔母一人ではどうすることもできないので私が呼び出された

 

何がどうして何もできないのか・・・

それはこんな感じ

 

葬儀社「喪主のお名前をこちらにご記入ください」

叔母・・・田中花子

葬儀社「こちらには故人のお名前を・・・」

叔母・・・田中松之助

葬儀社「????????????????」

私「おばちゃん、それ、お祖父ちゃん、おばちゃんのお父さんの名前」

叔母「故人だから間違いないでしょ!」

私「お父さんの名前じゃなくて、今日亡くなったのは・・・」

叔母「誰が亡くなったの?」

私「一郎おじちゃん」

叔母「あら、そうなの?」

葬儀社「????????」

 

葬儀社「では、火葬の日程は金曜の午後3時になりましたので」

叔母「一郎に日時を知らせなきゃ」

葬儀社「??????????」

私「私が知らせておくから」

叔母「ありがとう。でね、車には一郎も一緒に乗れるのかしら?」

葬儀社「??????????」

私「大丈夫、一郎おじちゃんは葬儀屋さんの車で火葬場に直行するから💦」

叔母「そうなの、いいわねぇ」

 

 

葬儀屋さんの車、今時はスマートで普通の車と何も変わらない作りでした

屋根にお寺が乗っかってたりしないし、リムジンみたいに長くもない

ただ、棺に入っていない叔父の顔が後部座席に並んだのにはちょっと引いた

 

姪の私が呼び出されるくらいだから親戚はもういないし

叔父の交友関係は全くの不明なので

荼毘にふすだけで葬儀はしないと決めているのに

精進落としの料理の数を気にしたり

受付で香典お断りしてくださいと何度も確認したり

葬儀社への支払いはどの袋に入れたらいいのかと悩んだり

お布施? お車代? ご仏前? お花代?

翌日、文房具店まで付き合わされました

 

そんな叔母だけど、周囲の心配をよそに

弟が亡くなったことがショックで受け入れられないというより

新しい情報が入らないだけなのと

パーキンソン病の影響でせん妄があって家族が生き返ってしまうから

生きていても死んでいても、あまり現在の生活上問題はなさそう

亡くなった妹やお父さんが

毎日夜遅くまでテレビをつけっぱなしで寝ているそうですから・・・

(つけっぱなしなのは自分なのに、いつでも亡くなった誰かのせいになっている)

お皿やお箸はいつでも人数分プラス1

その一人は一体誰なのか?

知りたいような怖いような・・・

 

葬儀屋さんのお客様はこんなお年寄りが多いのでしょうから

テキトーに話を合わせてくれたらいいのに

叔母が口を開くたびにフリーズしていました

いや、フリーズされているのは叔父の方でした💦

 

火葬場の予定がいっぱいで荼毘に付すのは一週間近く先になる

叔母「そんなに持つの?」

私「冷蔵保存されてるから大丈夫」

葬儀社「ご安置…されておりますから心配には及びません」

私の心の声「レイアンシツって冷安室と書く」

 

片道2時間の道のりを行ったり来たりで疲れてしまうし

叔母を挟んでの話はなかなか前に進まない

そんなだから申し訳ないけれど涙一つこぼれない

どちらかというと吹き出してしまうのを堪えるのが大変な状況です

 

30年近く音信不通だった叔父なだけに、なんで今更という感は否めません

だから、こんな不謹慎極まりない姪を呼び出して手伝わせたのが間違いの始まりと

どうか諦めてください‥‥って感じです

 

しらばっくれて居る甥と姪があと一人ずついることを思えば

そんなに悪い奴ではないと自分では思っているんだけどなぁ~

50歩100歩かな?