Kartin Lab

アスペルガーとハスキーとガーデナーが織りなすB型な日々

もう一息!

昨日、やっと叔母の介護施設への入所日が決定!

 

グズグズと決定を拒んでいたために、第一希望は満室になり、第二希望へ・・・

次々にお部屋が埋まっていく様が、まるで入試みたいだなぁと思いました

 

それなのに、最後の最後まで抵抗を示す叔母

 

叔母「詳しい話は何も聞かされていませんので、何をしにいらしたのかわかりません」

 

介護施設の施設長に開口一番、こんなセリフを吐きました

「先週、何度も説明したじゃないよ!」

これは私の心の声

 

施設長はさすがプロ

叔母の「斜め45度」の位置にしゃがみ、静かに何かを話し始めました

 

叔母 「お宅様の施設は種別で言うと、何にあたるのかしら?」

施設長「老人ホームです!」

 

 ガーン!

 

施設長、伝えるべきはきちんと伝える

相手がそこで打ちひしがれても、曖昧にはせず、すかさずフォローする

そこまでされても抵抗を続ける叔母

 

叔母は最後まで自分がお世話になるのではなく

一人のボランティアとして施設へ赴く

そのスタンスを崩しませんでした

 

「私はもう何もできなくなってしまいましたから、そこへ行っても何もできません!」

 

困り果てた施設長の視線を感じた私、すかさずガツン!

「毎日ヘルパーさんに来ていただくわけにいかないでしょ、過労死しちゃう」

 

次に何を言ったらこの不利な体勢を崩せるのか、さすがに思いつかなかったようで

叔母はそれきり黙ってしまいました

 

どんよりした沈黙が続いたので、施設長さんがフォローを入れてくれました

 

「姪御さんのお宅から10分足らずの場所ですから、安心ですね」

 

 ふむ?

 

「何かあってもすぐに飛んで来ていただける近さですよ」

 

 

少し前にそんなことをあの子と話したはず・・・

あの子の家の近く・・・

ティールームでお茶・・・

でも、思い出せない・・・

 

この業界屈指の贅沢な施設に入居できる幸せを前面に押し出し

ワクワクするような話を続け、叔母も納得していたけれど

それらすべてを忘れてしまう

 

だから・・・

 

表面的な会話は上手にできるため介護者は特に困らず

困っているのは事務手続きを代行する私だけらしい

ということが昨日判明した

 

それを介護施設の方々と共有できたことは心強い

 

それまで、二言目には

「お元気すよぉ~」

「社交的でたのしいかたですねぇ」

「特に問題は起こしませんよぉ」

「時々話は食い違いますけど、ボケてませんよぉ」

そういわれ

 

姪という法的権限のない立場で事務手続きをする苦労は共有されなかった

 

そして

 

話が食い違う時点で、ボケていると私は思うのだけれど

その程度ではボケているとは言わない

齢を取れば誰でもそうなるものだ

という、新たな視点を

私は手に入れた

 

そういわれれば、耳が聞こえにくくなったため

子供達の会話のスピードが速すぎて

かいつまんで聞いているうちに理解を誤り

とんでもない返答をすることが近頃増えた

それをボケといわれたら

確かに心外だ

 

 

施設長からのどんなことを施設に希望されますか?

その問いの答えは

 

見捨てられ不安

 

これを払拭してあげてほしいの一言に尽きます

 

遺産を遺さないと面倒を見てくれなくなってしまう

叔母はそう思い込んでいます

遺産を遺すと言ってくれても

その時、私自身が老人か、あるいはあの世に居ますし

そんな約束をするとどうなるかというと、次世代の子供達から

 

早く死んでくれないかなぁ?

そうでないと取り分が減っちゃう!

 

 そんな風に思われてしまいます

 

全てを任せ、大舟に乗った気分で暮らしてほしい

それが私の望みです

 

ただし!

 

ギネスブックに載るほど長生きすると

貯金が底をついてしまう可能性も・・・💦

まぁ、その時はその時で考えましょう

 

そうなったら、 口の達者な叔母の動画でも配信して入所費用を捻出するか!?

その時は、是非観てねぇ~ ( `・∀・´)ノヨロシク

 

 

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ここのところ、僕、留守番ばっかりで寂しいんだよなぁ

叔母のところまで2時間かかるので、往復だけで4時間

一度出ると夜まで帰らない

そんなことが度々続いているため

狭ーいところにわざわざ挟まって、ちょっと拗ねて見せているところです

雨続きで散歩にも行けないし、一人で留守番の日々

我慢をしてくれている相棒との帳尻をどうあわせたらいいのでしょうね?