運命の分かれ道
今週のお題「運動不足」
運動不足どころか、摂取カロリーよりも動き回っていた彼ら
以前のブログで紹介した芋虫君たちの運命が決まりました
これも自然の摂理ですから致し方ない
増えすぎたら食料難で減る、減ったらたくさん食べられるので増える
しかし、これでは生き残れると思えない状況なんですよねぇ
まだ十分な大きさになっていないのに、食料が尽きた時点でサナギになりました
だけど、この大きさでは、恐らくこのまま干からびて終了でしょう
まるで傾斜を付けた板の上での、腕は胸の上に重ねての腹筋のような姿
あるいは、足先だけで鉄棒にぶら下がっているかのようで
見た目だけはアスリート
餌探しに関して、超能力でもあるのかと思っていたのに
実は地道に歩き回り
偶然に懸けていた芋虫君たち
食料となるスミレは春にしか芽を出さないから
枯れずに残っているスミレの葉っぱを探し、マラソン並みに動き回る
(案外高速移動できるんです)
しかも早い者勝ち!
最後までどん欲に頑張った芋虫君はこちら ↓↓↓↓↓↓
結構頑張り、ここまで大きくなりましたが、今朝、動かなくなっていました
写真では比較するものが無いのでサイズ感はお伝え出来ませんが
このすぐ横で、この1/3くらいの大きさの芋虫君も動かなくなっていました
大・中・小
それぞれが懸命に生き、そして・・・
私達人間の勝手で、生きづらく、住みづらくなっているわけですが
どうにも手出しのできることでもなく
見守るだけ
ごめんなさい
先日、テレビを見ていたら
オードリー・タンという台湾の方がいいことを言っていました
コロナ流行の2020を一文字で表したらの問いに
「0」
ゼロと答えられました
コロナで一斉に変わった
経済が止まり、人の移動が制限される事態
まさに「ゼロ」になったと
この「0」を月と見立てたなら、ここから満ちていくのか
それとも欠けていくのか・・・
選択の時が来ていると
運命の分かれ道ってことですね
のど元過ぎれば熱さわするる
コトワザにまでなるくらい、すぐに忘れることの出来る日本人
それは、災害への恐怖を忘れることで前向きに生きてきた、長所でもある
けれど、今、この事態を忘れたら、短所でしかない
「 グローバル」という言葉がもてはやされ
地道に働く人より、株やお金を売り買いする人のほうが儲かる時代
製造業はなんとか持ちこたえられても
飲食、旅行などの産業は大打撃から立ち直れず、消えている
オリンピックが開催されても、宿泊施設も、飲食業も
大手資本のチェーンしか残っていないかもしれない
それって、なんだか寂しいですね
儲けを最大値にする
自分が担当している間に・・・
数字で説得する
何パーセントと・・・
目に見える形でしか考えられなくなり
数値に出来ない価値は価値ではなくなった
自給自足で豊かに暮らしている国があったなら
それがどれだけ豊かでも「GDP」には反映されない
日本はGDP的には経済大国なのに
世界的に見たらとっても国民は貧乏なのはなぜ?
だから、指標にならない数値に踊るのは止めたいと思う
東京駅の電光掲示板の前では、頻繁にテレビマンが道行く人にインタビューしている
株価上昇をどうみますか?
株価下落の影響は出ていますか?
というお決まりのフレーズで
株価が上昇すると、サラリーマン風のオジサン達は決まって嬉しそうに答えている
そのオジサンが株を持っているならわかるけど
それで会社が上向きになろうとも、オジサンの給与にはあまり反映されないのに・・・
そんな意地の悪い視線を投げかけていた私
性格悪~い!
でも、今となっては掲示板の前で気持ちを踊らせ
トリクルダウンを期待していたオジサン達は
経済とは裏腹に、めっちゃ活発に動く株取引を見て
何を思い、インタビューにどう答えるのだろう???
そんなことを思ってしまう私
やはり性格悪い!
オードリー・タンさんの言葉が正しいとしたら
電光掲示板前のエリートであろうオジサン達も運命の分かれ道に居る
早く気付かないと、月が欠けていくほうに世界が進んでしまうかもしれない
日本を動かしているであろう東京駅前のエリートサラリーマンに
特に期待はしてないけど、どこかで期待しています
月が満ちるほうへ・・・!